オーストラリアで人気の出産祝いと言えば、Nappy Cakes。おむつケーキのことです。
お店で買うのはもちろんですが、自分で作って贈る方も多いようです。厚紙で土台を作り、くるくると丸めてゴムやリボンなどで留めたおむつをデコレーションケーキのように形作っていきます。最後におもちゃやタオルで装飾し、仕上げます。ケーキ以外にも色々な形にアレンジしたり、手作りならではの楽しみもありますね。中には自転車の形をしたものもあるそうですよ。
もうひとつ、オーストラリアで人気の出産祝いにテディベアのぬいぐるみがあります。出生日や名前を足の裏に入れられるので、世界にひとつだけのオリジナルテディベアになります。オーストラリアの子はほとんどみんなテディベアを持っていて、遊ぶ時も寝る時も一緒に過ごすそうです。たくさんの時間を共に過ごすことで、より大切なぬいぐるみになっていきますよね。テディベアだけでなくぬいぐるみには癒しの効果があると言われているので、子どもの精神衛生上とても良いそうです。
ところで、テディベアの名前の由来を知っていますか?
アメリカの第26代大統領、セオドア・ルーズベルトのエピソードが関係しています。ある時趣味の狩りに出かけたルーズベルトは瀕死の熊に出会います。しかし、「瀕死の熊を撃つのはスポーツマン精神に反する」と大統領は熊を撃つことをしませんでした。そのお話が新聞に掲載され、感銘を受けたお菓子屋さんが熊のぬいぐるみを制作しました。そして、セオドア・ルーズベルトの愛称「テディ」から名前を取って「テディベア」と名付けたのが始まりだそうです。今では世界中に広まり、コレクターも多いテディベア。そのかわいらしい姿は赤ちゃんへの贈り物にぴったりですね。