ヨーロッパの中央部に位置するスイス。その面積は九州と同じくらいですが、その中で4つの言語が国語として使われています。アルプス山脈や美しい川など、雄大な自然の中で、様々な文化が折り重なった非常に魅力的な国です。そんなスイスではどのような出産祝いが贈られているのでしょうか。
スイスでも赤ちゃんの出産祝いにはおもちゃや洋服など、日本と同じような物が贈られます。ヨーロッパには優良な玩具メーカーがたくさんありますが、スイスと言えば、「ネフ社」の木のおもちゃが有名です。目をひく色やデザインはもちろんのこと、機能性や安全性にも優れたおもちゃです。木と木が触れあう優しい音色、赤ちゃんの手になじむ肌触り、赤ちゃんの発達にはぴったりですね。赤ちゃんが初めて持つラトル(がらがら)もかわいらしいものばかり。出産祝いにぜひおすすめです。
ちなみに、スイスでは日本のように出産祝いのお返しはなく、赤ちゃんの写真の入ったカードをお礼として送るのが一般的です。最近はメールで済ませてしまうことも多いですが、そのようなお礼のカードを送るのも素敵なアイデアですね。
スイスでは赤ちゃんの産まれた家は一目でわかります。それは、赤ちゃんが生まれると、背の高いもみの木を軒先に飾るからです。そして、赤ちゃんの誕生日や名前を書いた看板を出すのです。おめでたいことですから、みんなにお知らせしたいという気持ちでしょうか。スイスらしいほのぼのした光景ですね。
もみの木と言えばクリスマスツリーにも使われますが、その意味を知っていますか?もみの木は寒い冬でもその緑を失わない常緑樹です。そのため強い生命の象徴と言われています。赤ちゃんの誕生の際にもみの木を飾るのもそこから来ているのもしれませんね。
スイスを訪れた時にはぜひ、もみの木が飾られていないか探してみませんか。産まれたばかりの赤ちゃんがいると思うと、こちらも幸せな気持ちを分けてもらえそうです。