赤ちゃんのピンク色のほっぺや桃のようなおしり、小さな手や足はすべてかわいらしくて、思わず触れたくなってしまいます。しかし、赤ちゃんの素肌はとてもデリケート。乾燥にも弱いだけでなく、普段触れる下着や洋服、布団の素材もきちんと選ばなくてはなりません。やはり一番良いのは天然素材。機能性が良いだけでなく、赤ちゃんのお肌にもとても優しいものばかり。今回は出産祝いを贈る時にぜひ知っておきたい天然素材のお話です。

●赤ちゃんにぴったりな素材
＜綿＞
赤ちゃんの下着の基本は綿100％です。綿は肌触りが良く、なんといっても汗の吸収が良いので、汗をかきやすい赤ちゃんにはぴったりの素材です。通気性が良いので、汗も乾きやすいですからね。さらに強くて丈夫なので、洗濯を何回してもへたりにくいのが特徴です。保温性もあるので、下着には最適なのですが、もちろん洋服も綿100%がおすすめです。

＜オーガニックコットン＞
最近オーガニックコットンの商品が増えましたよね。オーガニックコットンって何だか知っていますか？綿の特性を持つことはもちろんですが、化学肥料の代わりに有機肥料を使い、農薬は使わずに栽培されたものです。アレルギーを持っている赤ちゃんは特にデリケートなので、特におすすめです。さらに、オーガニックコットンを選ぶことはエコにもつながるんですよ。農薬を使っていないオーガニックコットンを買うことで、土や地下水の汚染を減らすことができるのです。大変手間がかかる農法ですが、地球のためにもオーガニックコットンがもっと増えると良いですね。そのために、オーガニックコットンをぜひ積極的に使ってみましょう！

＜ウール＞
温かい素材と言えばやはりウールですね。ウールは繊維の中に水分を吸収するので、ウールの毛布をかけた赤ちゃんが汗をかいても、表面が濡れることなく赤ちゃんの体温を下げません。毛は人間の皮膚と同じタンパク質でできているので、肌に触れてもちょうど良い温度なのです。ただし、ものによっては肌触りがチクチクしてしまうものもあるので、できれば実際に触れて肌触りの良いものを選びましょう。

●綿の編み方や織り方
赤ちゃんには綿素材が基本です。秋冬にはその気温に合わせて、ウールのものを重ね着するのが良いでしょう。綿には編み方や織り方によって様々な素材がありますので、そちらも参考までにご紹介しておきましょう。

＜ガーゼ＞
とても薄く柔らかい。洗濯してもすぐ乾くのが特徴。春夏におすすめです。

＜パイル＞
タオルと同じもの。吸湿性が高く、洗濯もしやすい。

＜フライス＞
手触りが良く伸縮性に富んでいるので下着の定番です。

＜天竺＞
さらっとして通気性が良く、Tシャツによく使われています。

何気なく選んでいた素材ですが、知ってみるとその奥の深さに驚きます。色やデザインはもちろんですが、赤ちゃんに一番大切なのは肌触り。赤ちゃんに優しいものをぜひ選びたいですよね。