世界の出産祝い <中国・香港・台湾編>

1 (1)中国の出産祝いは現金が主流ですが、もちろん赤ちゃんの洋服やおもちゃなども贈られます。この時、質の良い日本製の商品はとても喜ばれるそうです。

最近問題になっていますが、日本の紙オムツが中国では高値で売れるので、スーパーやドラッグストアで買い占めて中国に転売する人がいます。日本製の紙オムツは中国では倍の値段で売られています。中国製の物はおしりがかぶれてしまうという噂が立ったこともあり、日本製を選ぶ人が増えているのです。

しかし、日本のスーパーでは紙オムツが品薄になってしまい、国内のママたちが困っています。特に、通気性が良いと評判なのがメリーズで、一時は商品が姿を消したこともありました。日本製の物がほめられるのは嬉しいことですが、日本の赤ちゃんが紙オムツを使えなくなってしまうのはとても困った現象ですね。

a0800_001126一方香港では、金のアクセサリーを贈ることが多いそうです。ブレスレットやネックレス、ペンダントヘッドなどですね。赤ちゃんが身につけなくても、その価値が尊重されているようです。

台湾では、紅包といって赤い封筒に現金を入れて贈ります。この紅包は結婚式や春節・端午節・中秋節の「三節」と呼ばれる祝日にも贈られます。この時注意しなくてはいけないのが、お祝いに紅包を頂いたら、相手のお祝い事の時にはそれよりも多い金額をお返ししなくてはいけないのです。日本とは大きく違う点ですね。

日本でも縁起の良い悪いがありますが、台湾では贈ってはいけないタブーの品がたくさんあります。その代表的な物が時計です。時計の発音が終わりを意味する単語と似ているからです。

妊婦さんにもちょっと興味深いタブーがあって、妊娠がわかったら、家の中の家具などを一切動かしてはいけないそうです。ベッドのシーツも替えてはいけないそうですから、ちょっと不思議な風習ですね。

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